新着情報News
2025.01.29 ブログ
スイス型CNC自動旋盤は小径や細長い金属部品の加工に最適です
CNC自動旋盤は様々な仕様があり、大きな特徴として「スイス型CNC自動旋盤(ピーターマンタイプ)」と「主軸固定型CNC自動旋盤」があります。刃物台では「クシ刃型」と「タレット型」とに分類されます。
今回は弊社設備にもある「スイス型CNC自動旋盤」で「クシ刃型」の機械についてご案内します。
細長い部品を作るのに必要な設備とは?
弊社のスイス型CNC自動旋盤は、形状にもよりますが、φ3〜φ12程度の小径加工ができます。小型部品や細長い部品の製造に適しており、時計部品や電子部品の製造に多く使用され、高精度な加工が可能です。主軸移動型のため、材料の突き出し量を気にすることなく安定した加工が行えます。また、長い材料を一度に加工できるため、生産効率が高く、大量生産に向いています。コンパクトな設計で、工場のスペースを有効に活用できます。その他、刃物台はクシ刃型なので刃物が横移動のみで次の工程に早く移れ、加工時間の短縮ができます。
ただ、弊社のスイス型CNC自動旋盤は、回転工具はZ軸方向に動かないタイプのため、端面側の加工ができないなど、加工が限られる場合があります。また、工具、チップ、インサートの単価が高いことが多いです。弊社にはスイス型CNC自動旋盤以外にも100台の様々な加工設備がありますので、部品の形状に合わせて最適な設備を選定して、加工いたします。
「ピーターマンタイプ」とは
スイスの自動盤メーカーであるPetermann社の名前に由来する旋盤の一種です。
特に、主軸移動型の旋盤を指し、「スライディングヘッド型旋盤」や「主軸移動型自動旋盤」と呼ばれることもあります。
クシ刃・・・横並びに並列レイアウトしている刃物台のこと
タレット・・・多角状に複数の刃物をレイアウトできる刃物台のこと
スイス型・・・主軸移動型の旋盤のこと
ピーターマン型・・・スイス型の別称。スイスの自動盤メーカーの社名より由来。
自動車部品にどのように対応できるのか?
弊社では自動車のエンジン部品をスイス型CNC自動旋盤で加工しています。自社で調達しており、材質はステンレス、形状は棒材です。日産400個から500個の加工実績があります。
弊社ではバーフィーダ付き2スピンドルクシ刃型複合旋盤を
シチズン精機 Sincom L-20 1台
スター精密 SB-16 3台
スター精密 SR-20J 1台
ツガミ BN-20 1台
野村DS NN-20J5 1台
を設備しております。
自動車部品の調達先を探すにあたりお客様からよく聞かれるポイント
お客様からよくいただく質問を5つまとめました。ご質問について、名高精工所の対応状況を回答します。
Q1.ISO9001を取得していますか?
A1.→2004年ISO2015取得し継続中で、現在に至ります。
Q2.PPAP(Production Part Approval Processの略称で、日本語で「生産部品承認プロセス」と呼ばれています)はどのレベルまで対応可能ですか?
A2.→レベル5まで対応可能です。
Q3.どんな検査設備がありますか?
A3.→三次元測定機3台、画像測定器3台、輪郭形状測定器2台等充実した検査設備です。
Q4.加工設備はどのくらいの台数を保有していますか?
A4.→100台を超える設備を保有しており量産対応も可能です。
Q5.環境へ配慮した取り組みを行っていますか?
A5.→2010年に環境マネジメントシステムKES-STEP2を認証取得しております。KESとは、ISO14001とほぼ同項目の実行が要求される、京都から発信された環境マネジメントシステムの規格であり、環境改善活動に積極的に参画する企業のみが認証されます。その他Factory R-2に太陽光パネルの設置を行い、環境配慮に取り組んでおります。
見積り金額だけではなく品質面、環境面に配慮した企業を探されていると感じます。
自動車部品や細長い金属部品の加工でお困りの方はお気軽にお問合せフォーム、または下記までご相談ください。
お問い合わせフォーム:https://nadaka.jp/contact/
名高精工所のWEBサイト:https://nadaka.jp/
名高精工所の設備一覧:https://nadaka.jp/equipment/
名高精工所の加工事例一覧:https://nadaka.jp/case/
≪本社≫
〒611-0041
京都府宇治市槙島町中川原28
TEL 0774-22-6784
FAX 0774-22-6484