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2025.02.24 ブログ
小径や細長い部品の製作が得意なスイス型CNC旋盤 スター精密 SR-20J
今回のブログでは、弊社に設備されているスイス型CNC自動旋盤のスター精密SR-20Jについて紹介します。スイス型CNC自動旋盤についてはこちらのブログをご覧ください。
スイス型CNC自動旋盤のスター精密SR-20Jの基本的な仕様
ワークの最大加工径はφ20となっており小径加工が得意です。
主軸最大移動量は160mmです。
取り付けられる工具は外径刃物が6本、メインスピンドル内径刃物が4本、サブスピンドル側の内径刃物も4本取付可能で、回転工具に切り替えも可能です。
X軸スピンドルは5本取付可能です。X軸スピンドル4本Z軸スピンドル3本に切り替えも可能です。
一般的に深穴の加工が苦手とされているクシ刃の加工機ですが弊社のSR-20Jはサブスピンドルの隣に深穴用の旋削ツールヘッドが2つ設置されている仕様となっており、深穴への対応も可能です。
バーフィーダは育良精機を選定し、低床高圧クーラント装置を設置し省スペースで高圧クーラントに対応しており深穴加工時のキリコ対策をしております。
SR-20Jでの加工事例
SR-20Jを使った加工事例をご紹介します。
被削材はSUS303で加工後寸法はφ18×21L程度でφ10公差レンジ0.05の貫通穴が空いた部品です。
水が通る部品の為、漏れがおこらないよう粗度は1.6a程度必要でムシレも発生させずに加工する必要があり高圧クーラントが活躍しました。
旋盤加工だけでなく横穴や割加工もあるため回転工具が使用できる複合旋盤加工機のSR-20Jが活かされました。
月産3,000個の量産規模で対応しました。
SR-20Jで部品を製作するときの注意点
SR-20Jに限らずスイス型CNC自動旋盤全般に言えることですが、ワークチャッキング方法や工具位置等を設定できる範囲が狭いため工具の動きや加工方法が制限されることもあります。一方で、加工精度やワーク突き出し量が多い加工の安定性が図れます。
SR-20Jの紹介動画をぜひご覧ください。
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